今日の私を動かしている基本OSの一つとも言える地球交響曲、久しぶりに引っ張り出して観ました。トマトの巨木の野澤重雄さんが映画の中で何て仰られたか、もう一度観てみたく。
初めに観たのはまだコーチングを(コーチを)やっていたころ。懐かしい!
同じようなもんですけどね、(コーアクティブ)コーチも臨床美術士も。もともと誰にも備わって持っているものを表に出すだけ。こちらは舵を取って、相手の力を信じて疑わず、委ねる。どちらもライブ。コーチングは言葉から入って頭と心を、臨床美術は五感から心と脳をほぐす感じ。こちらが100%で向き合わないと、どちらも成り立たない。手法(doing)も大事、自身の在り方(being)も大事。
だから、共に、地球交響曲にも通じるものがあります。
さてさて本題の野澤さん、こう仰ってました。
『私の方で意図的にしていますのは、小さい時に、大きくなるのにより多くのエネルギーや栄養分が要りますね。それを不足させないように十分与えています。そうすると安心して成長していく。どんどん伸びて行っていいよという情報を与えてやっているのと同じ意味を持つように思うんです。』
『我々の知識をはるかに超えた高いレベルの機能だということについての信頼感がありますね。そうすると疑わないってことです。生体(生態?)自身の選択に任せていくと。ですから信ずることがどんなに大切かということをつくづく感じますね。これは、神に対する疑いを持たないって、言い換えたらそういうことですからね。』
『私が神というのは、自然のこの高度なメカニズムの実体のことですから。ていうよりも、私が言うのは自然の性質なんです。』
『(バクテリアの増殖が止められる力が自然に働く) だけど、大きくなる力は本質的に持っているってことは明らかに表わされている。ただ、自然自体の中でそれが抑えられると、いうことですね。だから、その抑える力を人工的に除けたら、非常に大きくなる可能性はある』
『初めてできるような事柄も、できると考えているから、これできて、つながってきている。』
『心でどう受け止めるかいう問題、ですね。』
人間が植物をコントロールするのではなく、植物が自分で自分の能力を存分に発揮できるよう手助けする というのが野澤さんの基本姿勢だったそうです。ふむふむ。
これは、人に関わる仕事には共通する考えじゃないですかね。
以上、忘れないように記録しておきます。
・・・いやしかし懐かしい。青春ですね。
視界が少しずつ広がり、思考が少しずつ深くなり、立ち位置も柔軟になって、わかった気になって、やっぱ何もわかってない、でも前にだけ進む、そんな青春の匂いがしましたよ。
と言っても今でも十分青いし、まだしばらくは青く行くつもりでいますけれど。
きっと、あと20年くらいは。